スローイングテスト

こんばんは。鹿屋体育大学硬式野球部 岩﨑 麟太郎(③高鍋:投手)です。いつも鹿屋体育大学硬式野球部を応援してくださり、ありがとうございます。

今回は11/28、11/29に行ったスローイングテストの様子と学年別球速トップをお届けしていきたいと思います。

スローイングテストとは、平地での立ち投げの球速・コントロール、助走をつけて投球をするプルダウンの球速の2種類、3項目の測定を行います。測定にはトラックマン、ラプソードという球速やボールの回転数、回転の軸などが分かる機器を使用します。機器についての詳しい説明は6/25の私が書いたブログにあるので、気になった方は是非そちらもご覧ください。

それではまず、結果の発表をします!

まずは1年生です!

立ち投げ 第1位は高橋陽大(①広陵:外野手)の137.2km/h

プルダウン 第1位は高橋陽大(①広陵:外野手)の152.6km/h

前回の6月の測定に引き続き、高橋陽大が立ち投げ・プルダウンともに学年トップでした!投手もできるんじゃないの?と思うくらいの投手顔負けのスローイング能力ですね(笑)来シーズンも攻守にわたる活躍に期待です!!

次は2年生です!

立ち投げ 第一位は水野勇一(②創価:投手)の139.4km/h

プルダウン 第一位は水野勇一(②創価:投手)の144.5km/h

2年生もどちらもトップを水野勇一が獲得しました!彼の魅力はなんといってもスピードボール!体育大野球部最長身の192cmから放たれる最速146km/hのスピードボールにはものすごい迫力を感じます。来シーズンの水野の投球を楽しみにしていてください!!

最後に3年生です!

立ち投げ 第1位は森田希夢(③済々黌:投手)の135.1km/h

プルダウン 第1位は森田希夢(③済々黌:投手)の152.7km/h

前回に引き続き、今回も森田希夢が立ち投げ・プルダウンともに学年トップでした!3年生の中で無敗の帝王です。3年生は希夢の記録を超えようと頑張っているのですが、希夢が圧倒的力でいつもねじ伏せています!そろそろ希夢を超える記録を出す3年生が出て来てほしいですね(笑)

鹿屋体育大学硬式野球部の2024秋シーズンは先日の社会人交流大会をもって終了し、オフシーズンに入りました。スローイングテストはオフシーズン前とオフシーズン後に行うため、今回のスローイングテストは自分の現在地を知ること、現在地を知りそこから目標を設定しオフシーズンの取り組みに繋げることが主な目的となっています。鹿屋体育大学硬式野球部は「成長率」で勝負する組織であるため、ただ測定するだけではなく、測定をし得られたデータをどう活用するかをとても大事にしています。

オフシーズンは個人個人がしっかりと自分と向き合って日々の練習を積み重ねていき、来春、一回りも二回りも大きくなります!ファンの皆様、今後とも応援よろしくお願いします!

最後に今回のスローイングテストの様子を紹介します。

測定準備待ちの川瀬(②広陵)
モニターに映し出されるラプソードの画面
大迫力のプルダウン 高橋(①広陵)
念を込めている永田(③鹿児島玉龍) ⚠️この後最速更新しました(笑)

社会人交流大会準決勝 VS第一工科大学

こんにちは!

鹿屋体育大学野球部副主将の川﨑晟大です!本日ビーラインスポーツパーク姶良で行われた社会人交流大会準決勝、第一工科大学さんとの試合の様子をお届けします!

[スターティングメンバー]

1.澁谷(指)

2.平井(遊)

3.橋本(中)

4.久司(左) 

5.長島(ニ)

6.熊谷(三)

7.杉澤(一)

8.洲本(捕)

9.平田(右)

(先発) 中西

バッテリー:中西、鷲見、白木ー洲本、多賀

[スコア]

第一工科大学 | 2 0 4 1 1 0 0 | 8

鹿屋体育大学 | 0 0 0 0 0 0 0 | 0

(大会規定により7回コールドゲーム)

[1回表]

先発中西(①香椎)が1.2番に連続ヒットを許しピンチを招く。なんとか2死までこぎつけるも5番バッターに先制の2点タイムリースリーベースを打たれてしまう。2-0

[2回裏]

2死から熊谷(①岩見沢東)がセンターオーバーのツーベースでチャンスを演出する。しかし後続が倒れ無得点。

ツーベースを放った熊谷(①岩見沢東)
喜びのポーズ

[3回表]

連続ヒットやエラー四球が絡み一挙4得点を奪われてしまう。6-0

[4回表]

この回からマウンドに上がった連投の鷲見(①郡上)が連続ヒットと盗塁で1死2.3塁のピンチ。続くバッターの打球はセンター後方の大飛球!誰もが肩を落としたその瞬間!センターの橋本(①東筑)が背走しながらのスーパーキャッチ!タッチアップで三塁ランナーが生還し、追加点を許すもチームを救うビッグプレーだった。7-0

ファインプレーでチームを救った
ザ・仕事人 cool guy 橋本(①東筑)

[5回表]

先頭バッターにヒットを許し、エラーや死球でランナーを進めると、ここも相手打者にしっかりと外野まで飛ばされてしまい、タッチアップで1点追加。8-0

[6回裏]

1死から途中交代で1番に入っていた尊田(①小郡)がレフトオーバーのツーベースでチャンスメイクするも後続が続かず無得点。

九州一筒香の応援歌が似合う漢 尊田(①小郡)

[7回表]

この回からマウンドに上がった白木(①大垣北)がランナーを出すも2者連続三振でチームに流れを引き寄せる。

堂々たるピッチングを見せた 白木(①大垣北)

[7回裏]

代打を絡めながらなんとか点を取らんとする体大だが、三者凡退。大会規定により7回コールドゲームで敗北を喫してしまう。8-0

[下級生中心の社会人交流大会メンバーをまとめ上げた主将杉澤(②水口東)のコメント]

今シーズンは下級生チームにとって緊張感の中でパフォーマンスを発揮する難しさやチームを動かす難しさ、応援やサポートがプレーする人にとってどれだけ大切なものなのかなど、多くのことを学べたシーズンになりました。来シーズンでは社会人交流大会メンバーの躍動を期待していてください!

キャプテンを経験してまた一段とたのもしくなったね!by同じポジションの先輩
今大会の主将 杉澤(②水口東)

本日をもって正真正銘今シーズンが終了しました。悔しい思いだけが残るシーズンでしたが、この悔しさをバネに冬を越えてさらに魅力あふれる野球を発信できるよう頑張ります!引き続き応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

社会人交流大会 一回戦 vs 薩摩ライジング

ここ鹿児島県もとうとう肌寒くなり、コンビニのおでんが恋しい季節となりました。本日のブログは小学生時代に読書感想文で6年連続表彰された経験をもつ文豪の小川慶士(③広島国泰寺)が担当させていただきます。

それでは、本日行われた社会人交流大会 一回戦、薩摩ライジングとの試合をお届けします。

鹿屋体育大学は社会人野球大会には1、2年生中心で臨んでおり、フレッシュな顔ぶれとなっています。

[スターティングメンバー]

1.澁谷(指)

2.平井 (遊)

3.橋本 (中)

4.久司(左)

5.長島(ニ)

6.熊谷 (三)

7.杉澤(一)

8.洲本 (捕)

9.平田 (右)

(先発)  門屋

バッテリー:門屋、鷲見、水野ー洲本、多賀

[スコア]

鹿屋体育大学   | 0 0 0 0 0 0 0 5 6 | 11

薩摩ライジング  | 0 0 0 0 0 0 1  0 0| 1

[1回裏]

先発門屋(②盛岡第三)が2つの三振を奪う完璧な立ち上がりを見せる。

[3回裏]

連打を浴び、2死1.2塁のピンチを背負うが自慢のカットボールで三振に切ってとる。

[5回表]

ここまでノーヒットに抑えられてた打線だが、熊谷(①岩見沢東)がレフト前ヒットを放つ。しかし後続が倒れ無得点。0-0の攻防は後半戦へもつれる。

是非、瑠起さんにもお会いしてみたいです!

[7回裏]

この回からマウンドに上がった鷲見(①群上)が

先頭バッターに二塁打を許す。二死三塁となり、バッテリーエラーで先制を許す。

[8回表]

尊田(①小郡)平田(②柳井)の連続ヒット、諸田(①彦根東)の死球で一死満塁とする。

その後、平井(①熊本第一)の四球で同点に追いつく。

さらに橋本(①東筑)のツーベースヒット、久司(①金沢)のレフト前ヒットなどで4点を追加し、逆転に成功する。

[9回表]

相手の四球やフィルダースチョイスなどでチャンスを作り多賀(②加治木)のスリーベースヒットなどで6点を挙げる。

[9回裏]

水野(②創価)が先頭に四球を許すも、圧巻の三者連続三振で試合を締めくくり11-1で見事勝利!!

【今日のヒーローの談話】

6回無失点 完璧の投球を見せた門屋

「久しぶりの公式戦のマウンドで少し緊張しましたが自分の役割をできたのでよかったです。明日も試合があるので今日はヤクルト1000を飲んで熟睡しようと思います。応援してくださった皆さんありがとうございました。」

決勝打を含む2本のツーベースを放った橋本

「タイムで時間をもらって、ゆとりを持って質の高い思考ができました。
思い切って打ちに行けたことが結果につながって良かったです。まだトーナメントは続くので、チームの勝利に貢献できるよう全力で挑みます。」

偏差値70の東筑高校から鹿児島の京大に入学した橋本(①東筑)

三者連続三振で圧巻の投球を見せた水野

「今日は先頭に星飛雄馬顔負けの大リーグボールを披露してしまいましたが、その後は普段の良い行いのお陰で、沢山の応援団の声援を頂き立て直すことができ、三者連続三振で試合を締めることができて良かったです。明日も試合が続くので自分が出来ることを行い、チームに貢献して鹿屋の藤浪から鹿屋の水野と呼ばれるように頑張ります。

背が高い人が偉いという偏った思想をもつ水野(②創価192cm)

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。

最後になりますが、いつも温かいご声援ありがとうございます。

皆さまのご声援がとても力になっています。社会人交流大会は今シーズン最後の大会になりますが、良い形でオフシーズンを迎えられるように頑張ります。

明日はビーラインスポーツパーク姶良にて第一工科大学と11時15分プレイボールです。

ご声援よろしくお願いします。

3年 小川 慶士

鹿児島県高校野球選抜チーム測定会

こんにちは!

鹿屋体育大学 井手駿太(④高蔵寺)です。

本日は鹿児島県高校野球選抜チームの測定会の様子をご紹介していきます!測定内容は投球速度(立ち投げ、プルダウン)、打撃測定、スプリント測定、MBスロー測定、投手測定(投手のみ)です。

鹿児島県高校選抜チームが本大学にて測定会を実施するのは今年で3年目になります。測定で現在位置を把握し、この冬自身の課題克服に向けた取り組みを行い、春・夏に向けてさらなる成長を期待しています!

それでは測定会の様子をご覧ください!

ご対面
貴重な講話を行う藤井監督(??井口)
選手はマジで感謝しなさい、打撃測定の補助を行うマネージャー
光電管を用いたスプリント測定の様子
ラプソード、トラックマンの二刀流で行う投手測定の説明を行う熊谷(③岩見沢東)

明日は宮崎高校野球選抜チームとのゲームが2試合予定されています。昨年に引き続き今年も2連勝できるよう頑張ってほしいです!

測定をした高校生は技術や能力が高く、本当に野球への取り組み意識も非常に高かったと感じました!まずは現在所属するチームに戻ってからチームの主力として活躍を期待しています。また高校卒業後は是非鹿屋体育大学へ進学して「成長率で勝負」をしながら、「全国で勝てる野球」をつくってくれる選手がいると嬉しく思います!

最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも、鹿屋体育大学硬式野球部の応援、よろしくお願いします!

九州インカレ準々決勝 VS日本文理大学

こんにちは。鹿屋体育大学野球部副主将の川﨑晟大です!本日行われた九州インカレ準々決勝、日本文理大学との試合の様子をお届けします!

[スターティングメンバー]

1.川﨑 (一)

2.大城 (三)

3.米本 (右)

4.佐和田 (遊)

5.永田 (捕)

6.川島 (指)

7.山城 (左)

8.佐衛田 (二)

9.石元 (中)

(先発)  篠澤

バッテリー:篠澤、中西、平塚ー永田

[スコア]

鹿屋体育大学  | 0 0 3 0 0 0 0 0 0 | 3

日本文理大学  | 1 2 0 0 0 0 1 0 × | 4

[1回裏]

先発篠澤(②横浜商業)が1.2番を連続三振に切ってとる。しかし、3番バッターに四球を与え、続く4番にレフトへのタイムリーツーベースを許してしまい、貴重な先制点は日本文理大学に。0-1

[2回裏]

四球、内野手のエラーで出塁を許し、1番バッターにセンターオーバーのタイムリーツーベースを打たれてしまい、この回2点取られて3点ビハインドに。0-3

うーん。これは厳しいなー。
体大の頭脳 永田(③鹿児島玉龍)

[3回表]

先頭の8番佐衛田(①国泰寺)が死球、代打の垣見(③郡上)が四球で出塁し、無死1.2塁の好機!続く1番川﨑(③羽水)のファーストゴロの間に一死2.3塁とするも、続く2番大城(②那覇)はサードゴロで走者生還ならず。しかし、ここで点をとり切るのが体大である。3番米本(③那覇国際)の打球は高く上がり、角度は一丁前のライトへのタイムリースリーベース!2点をもぎ取る。その後6番永田(③鹿児島玉龍)が変化球を捉えてしれっとレフトへタイムリーヒットを放ち同点に。3-3

気持ちで打ちましたスリーベース
天然 米本(③那覇国際)
うーん。僕も打ったんだけどなー。
鹿児島1の打者と呼び声高い男 永田(③鹿児島玉龍)

その後3回からマウンドに上がった中西(①香椎)が3〜6回をほぼ完璧に抑えるピッチング。対する日本文理大学は鬼のマシンガン継投で体大打線に的を絞らせない。試合は膠着状態が続き試合が動いたのは7回だった。

見事なリリーフを見せた
中西(①香椎)

[7回裏]

この回からマウンドに上がった平塚(③宮崎北)が一死から2つの死球と四球で満塁の大ピンチ。4番バッターにレフト前を許し、3塁ランナーは生還。2塁ランナーもホーム生還を試みるも代打から守備に入っていたレフトの高橋(①広陵)がノーバウンドダイレクト送球で本塁阻止!しかし、欲しかった次の1点を相手に取られてしまった。3-4

この悔しさをバネに春期待してるぞ!
我らが浪人界の星 二刀流 平塚(③宮崎北)

その後、追いつき追い越せムードの体大は代打を絡めながら逆転を試みるも8、9回と残念ながら3者凡退。結果3-4で敗北を喫してしまう。

上級生を中心としたチーム(Σ)で挑む今シーズン最後の公式戦はこれにて幕を閉じる。

[主将谷本(③小野)のお気持ち]

「まずは応援してくださった皆様らありがとうございました。期待に応えられず申し訳ございません。インカレの2試合を通して、打撃、守備、走塁の全てで技術不足が目立ちました。この課題を克服するべく、冬の練習に取り組み、春に成長した姿を皆様にお見せできるようがんばります!」

今月23.24日には下級生を中心としたチーム(∮)で臨む社会人交流大会があります。そちらの応援もぜひお願いいたします!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

九州インカレ二回戦 VS熊本学園大学

こんにちは。本日行われた九州インカレ 二回戦、熊本学園大学との試合の様子をお届けします。

今大会トーナメント表

【スターティングメンバー】

1.川﨑  (一)

2.大城  (三)

3.米本  (右)

4.齋藤  (指)

5.佐和田 (遊)

6.永田  (捕)

7.山城  (左)

8.左衛田 (二)

9.石元  (中)

(先発) 森田

バッテリー: 森田、岩﨑ー永田

【スコア】

鹿体大 |080011|10

熊学大 |000000|0

※大会規定により6回コールド

【2回表】

4番齋藤 (③壱岐)、5番佐和田 (②那覇)が連続で四球を選び、ボークでランナー2.3塁とすると、6番永田 (③鹿児島玉龍)が高めの真っ直ぐを弾き返し、レフトへ先制となる2点タイムリーツーベースを放つ。その後、走者永田が完全に盗み三盗に成功。打席の山城 (③コザ)は四球を選び、チャンスを拡大する。一死後、ランナー2.3塁で9番石元 (②加治木)が低めの変化球をうまく拾い、センターへ2点タイムリヒットを放つ。さらに打線は繋がって大城 (②那覇)、米本 (③那覇国際)、佐和田にもタイムリーが飛び出し、この回一挙8点の猛攻となる。8-0

【3回裏】

ここまで危なげない投球を見せてきた森田 (③済々黌)は2本のヒットを許し、初めて得点圏にランナーを置くも、続く打者を三振に取りこの回を無失点に抑える。

【4回裏】

森田は、無死から味方のエラーと、この日唯一の四球で2人のランナーを出す。続く打者に犠打を決められ一死2.3塁とし、再びピンチを招く。しかし、ここでギアを入れ替えたかのように球威を上げ、空振り三振とサードゴロでピンチを難なく切り抜ける。

THE GAME 森田 (③済々黌)

【5回表】

二死から1番川﨑がレフト戦へツーベースヒットを放つ。続く大城が四球を選び、チャンスで打席には米本。変化球に泳ぎながらもライトにうまく運び、タイムリーヒット。欲しかった追加点を取る。9-0

マルチヒットの活躍を見せた川﨑(③羽水)
流石のクラッチ力を見せた米本(③那覇国際)

【6回表】

一死から6番永田が四球を選び、すかさず盗塁を決める。その後、内野ゴロの間に永田は3塁に進み、一死ランナー3塁。ここで8番左衛田に代わりここでピンチヒッター川島(③いわき光洋)が打席に立つ。すると、川島へ投じられた三球目がワイルドピッチとなり永田が生還。1点を追加する。川島はまともに勝負してもらえず、冷静に四球を選ぶ。その後追加点はなかったものの10-0となり、このまま行けば大会規定によりコールドゲームとなる。

走攻守で躍動した永田(③鹿児島玉龍)

【6回裏】

マウンドには森田に代わり、岩﨑 (③高鍋)が送られる。岩﨑にとってこれが公式戦初登板。ギャラリーからは期待の視線が送られる。1人目の打者には変化球と真っ直ぐで簡単に追い込むと、ウィニングショットはスライダー。空振り三振を奪う。それ以降も変化球と真っ直ぐをうまく織り交ぜながら打者を完全に封じこみ、ゲームセット。九州インカレの初戦を10-0の完勝で飾った。

完璧な投球を見せた岩﨑(③高鍋)

[今日のヒーローの談話]

5回0封の森田

「ゼロに抑えることができたのはよかったのですが、課題の残るピッチングとなりました。今後、まだまだレベルアップしていく必要があると感じました。」

先制のタイムリーを放った永田

「得点圏で打順が回ってきたので絶対にスタンドに放り込んでやろうという気持ちで打席に入りました。スタンドに放り込まれたのはボールが一度バウンドしてからでしたが、先制点になってよかったです。明日もしっかり投手陣をリードして勝ちたいと思います。」

おもろ番長(③鹿児島玉龍)、今日もおもろい。
ナイスバッティングでした

公式戦初登板、ゲームを締めくくった岩﨑

「思っていたより観客にいて緊張しましたが、自分のピッチングができてホッとしています。昨夜はまともに眠れなかったのですが、今夜はぐっすり眠れそうです。」

ナイスクローザー

最後に、鹿屋に応援に駆けつけて下さった皆様、本当にありがとうございました。皆様の応援が、きっと選手達の力になっていると思います。九州インカレは負けたら終わりのトーナメント戦で、厳しい戦いとなりますが、優勝目指して頑張ります。

明日は鹿屋体育大学にて、日本文理大学と試合を行います。ぜひ、応援よろしくお願いします。

最後までご覧いただきありがとうございました。ついでに↓の記事も読んで帰ってください。一生懸命、書いたので。

鹿屋体育大学硬式野球 3年 難波航也

投手測定

こんにちは。

本日は10月23日から11月6日にかけて行われた投手測定の様子をお届けします。

その前に・・・             

鹿屋体大野球部ではスポルテックSPセンターを利用して投手測定が行われるのですが、これがとにかくスペシャルなんです。というわけで、「ここがスペシャルNIFSの投手測定」という形でスペシャルポイントを三つ紹介させていただきます。

「ここがスペシャルNIFSの投手測定その①」

・メジャー仕様のマウンド      

実は昨年、SPセンターのマウンドは土からマウンドクレイという粘土質の素材がメインの、メージャーリーグ仕様のものにリニューアルされました。特徴としては、硬くて掘れにくく、かなり反発を受けやすいものとなっております。東京ドームや神宮球場も似た仕様となっているため、全国大会出場を目指す我々にとって不可欠な要素となっています。

「ここがスペシャルNIFSの投手測定その②」

・二種のトラッキング機器を用いた投手測定

投手測定では、ラプソード3.0とトラックマンを用いて投球を測定します。それらから得られる球速や回転効率、変化量、VAAなどの情報をもとに現状把握や課題発見、ピッチングデザインをしていきます。

「ここがスペシャルNIFSの投手測定その③」

・モーションキャプチャとフォースプレート用いた動析解析

モーションキャプチャというのはわかりにくく言うと、「赤外線を発する専用のカメラを複数台配置することで三次元空間を構築し、マーカーの三次元位置情報をデジタルデータとして取得するシステムです。マーカーと呼ばれる反射素材を選手に装着し、マーカーの位置情報から選手の細かな動作の解析を行うことができます。」です。投手測定では約60個のマーカーを指定の位置に付けなければならないのですが、これが意外と難しくて、毎度「大転子どこや?」とか言いながらスタッフ陣でペタペタしています。鈴木智晴コーチに最終チェックをしてもらってほとんど修正がないと、嬉しいもんですよ。

こうやって体のあちこちにマーカーを付けます。このモジモジくんスタイルも最初はちょっぴり恥ずかしい///

専用カメラがマウンドを囲うようにずらっと並んでいます。なんか特別なステージみたいでかっこええですよね。Adoがここで歌っても、違和感ないのではないでしょうか。

フォースプレートはマウンドの下に埋め込んであって、踏み込んだ際の圧力の大きを測ることができます。

このように、鹿屋体育大学の投手測定では二種のトラッキング機器や、モーションキャプチャ、フォースプレートによって動作や球質が数値化されるため、感覚に頼らず自分の強みや弱みを正確に把握することができるわけです。時間は有限ですから、要領よく練習をするに越したことはないですよね。

以上、「ここがスペシャルNIFSの投手測定」でした。

ここからは投手測定の様子と体大投手の紹介をさせていただきます。今回は都合により4人の投手のみの紹介となりますが、魅力をたっぷり届けさせていただきますのでぜひ最後までご覧になってください。

不動のエース、森田希夢 (③済々黌)

彼の何がすごいって、一人で何人ものピッチャーになれるんです…。          

どういうこと?             

ふつう、ピッチャーはオーバースローであればホップ成分の強い真っ直ぐや縦割れのカーブ、サイドスローであれば真横に逃げていくスライダー、と言ったようにアングルによって得意な変化方向がある程度決まります。しかし、彼は変幻自在にアングルを操ることで、どの方向にもボールを変化させることができるのです。そして、それらのボール全てがまあよく曲がること、落ちること。彼曰く、ストレートも4種類投げ分けているようです。それにより、高低にも左右にも奥行きにも幅を出すことができ、打者を翻弄するのです。その投球術に加え、牽制やフィールディングも高次元でこなし、隙を見せません。ラストイヤー、”負けないエース”になることを誓います。

二刀流、平塚奎吾 (③宮崎北)

彼を一言で表すならセンスの塊。入学してすぐに140km/hを記録。しかし、そのセンス故に打者もできてしまい、さすがの彼も未だに投手と打者で結論を出せずにいるようです。また、彼は偏見なく積極的に色々な人からアドバイスをもらうタイプで、本人談より、「浪人時代にシャンからピッチングを教わって球が速くなった」というエピソードからもそれが裏付けられます。彼のスタイルはホップ成分の強い真っ直ぐとそれとほとんど同じ腕の振りで変化球をテンポよく投げ込み、打者を押し込んでいきます。この冬、真っ直ぐにさらに磨きをかけ、フォークをモノにすることができるか。投手平塚のさらなる躍進に期待してください。

次期エース候補、門屋佳一郎 (②盛岡第三)

細身の身体からは想像できない勢いのあるボールを、物怖じせず投げ込みます。彼はハイアングルから放たれる伸びの良い真っ直ぐに、その軌道からカクッと変化するカットボール、縦に割れるカーブを武器に打者を抑え込みます。カットボールに関して、今回の測定でコーチの鈴木智晴氏より「手首ギャン立ち!!!、途中まで真っ直ぐ!!!」との評価を受けており、その威力を証明するには十分でしょう。投手としての能力はピカイチ。森田、小川(③広島国泰寺)が抜けた後、エースを担うのは彼かもしれません。

トッププロスペクト、水野勇一 (②創価)
水野勇一のラプソードデータ

「恐ろしい!!SPセンターのマウンドは!!!水野のためにあるのかっ!!!!」 (これ伝わんない野球人は危機感待った方がいい)

彼は192cmという恵まれた体格をもつ上に、長い手足を上手に操ることができ、大きな可能性を秘めた鹿屋体大野球部一の素材と言えるでしょう。今回の投手測定では、ラプソード計測では鹿屋体大野球部史上最速となる146.8km/hを記録しました。彼は投手測定のたびに球速を伸ばしており、150という大台も夢ではありません。さらに、その速い真っ直ぐに加え、縦の変化量−20cmを記録する大きく落ちるフォークボールを持ち、支配的な投手になり得るでしょう。今後、”鹿屋の秘密兵器”が公になることを期待しておいてください。

※筆者は体大投手陣を愛するあまり、過剰な表現をしている場合がありますがご容赦ください。程よく期待していただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。今後とも、鹿屋体育大学硬式野球部の応援、よろしくお願いします。

3年 難波航也