令和5年度 ベースボールキャンプ(学童野球教室)

こんにちは。鹿屋体育大学3年の榊です。小学生を対象とした「令和5年度学童野球教室」の様子をお伝えします!

この野球教室は大きく、3つの目的があります。

1つ目は地域貢献です。

鹿屋体育大学硬式野球部は多くの方に支えられて運営されています!指導者はもちろん、保護者、大学職員、鹿屋市職員、鹿屋の企業の方々など多くの方々に支えていただき、僕達は野球を全力で取り組むことができています。

そこで私たちが皆様に貢献できることは野球の試合で勝つことはもちろん、普段から学んでいる野球の技術や知識に関して伝え、教えていくことが私達にしかできない、地域貢献になると考えております!そこで地域の野球をしている子ども達に野球を教えることが1番の貢献だと考え野球教室が開かれています!

2つ目は指導力の養成です。

鹿屋体育大学硬式野球部では部員の多くが将来、何かを教える立場になります。そこでこの野球教室は自分が学んだ知識を人に伝える力を養成する絶好の機会となります。普段、部員間で指導しあったりしていますが、やはり年代の違う人にどのような方法、言葉で伝えるのかということは実践して身につくことだと思います。

また、指導力の面だけでなく、運営力の養成することも目的としています。準備や企画の立案、当日の運営など全て学生が中心で行います。1つのイベントを運営するという経験は学生ではなかなかできるものではないと思います。

3つ目は組織拡大です。

野球教室は外部から多くの方が来客されるイベントです。普段は足を運びにくい大学内でも野球教室と通して子供はもちろん、ご家族の皆様も来場できます。また未来の野球界を担う子供達や指導者の方々に鹿屋体育大学の魅力が伝わると進路の選択肢として視野に入れてもらえる可能性も高くなると考えております。また外部から来られる方への対応を通して部員の人間力成長に貢献し、それが鹿屋体育大学に来たいと思ってくれる人を結果的に多くできると思います。子供達と真摯に向き合って取り組むことに心掛けます。

この3つの目的を持って大学生は指導してきました!

では本日の活動について報告します。

まず、午前9時から開会式を行いました。開会式では弊部監督の藤井と選手代表の好田(③豊田南)より挨拶いただきました。監督からは「今日一日、一生懸命取り組むこと」、好田からは「野球を楽しんでほしい」という素晴らしい言葉を小学生に伝えました!

素晴らしい挨拶の好田(③豊田南)

その後、外野で低学年(1~3年生)・中学年(3~4年生)・高学年(5~6年生)の3つの班に分かれて担当の大学生と一緒にウォーミングアップを行いました。 内容はジョギング、ストレッチ、鬼ごっこでみんなで楽しく身体を動かしました!

姿勢がかなり良いトレーナーの萩原(①加治木)
拍手で小学生をまとめる高学年担当の小原(③都城泉ヶ丘)
鬼ごっこで大学生を捕まえる戦略を立てる中学年担当の榊(③橿原)
小学生の2倍の身長を持つ低学年担当の杉浦(③鹿島朝日)
ストレッチの補助をする小川(②広島国泰寺)と平塚(②宮崎北)

続いて4つの講座に入りました。講座は守備(野球場)・打撃(ラグビー場)・走塁トレーニング(ビーチバレー場)・測定(スポルテックSPセンター)があり、各講座1時間ずつ行い、午前2講座、午後2講座になります。 各講座内容は担当の大学生がそれぞれのグループで企画しました。

まず2講座紹介します。

打撃ではロングティーや置きティーを中心に行いました。またティーボール野球というティーボール台を使ったゲームを行いました!このメニューは非常に小学生から人気がありました!

どこに打つか見定める小学生
鋭いスイングを分析する森田(②濟々黌)と篠澤(①横浜商業)

守備ではキャッチボールを中心に速投やゴロ捕球、そしてVSノックという守備の速さと走者の速さを競うゲームを行いました。熱いヘッドスライディングをしている小学生もいて、非常に盛り上がりました!

指示を聞く小学生と村上(①香椎)
最大外旋位からのボールを待つ大城(①那覇)

~昼食~

飯は人を笑顔にする 野球場ver
食堂ver

13時より野球場で大学生によるホームラン競争が行われました。出場選手は川島悠太(②いわき光洋)、中谷康成(③市立尼崎)、平塚奎吾(②宮崎北)、小原琉斗(③都城泉ヶ丘)の4人が出場しました。一人10球でホームランを打った本数で勝敗が決まります。

結果は、、、中谷が7本で圧勝!!(小原4本、平塚1本、川島0本) ナイスバッチ!!

では残り2講座紹介します。

走塁・トレーニングではトレーナーの萩原岳穂(①加治木)、永田健晟(②鹿児島玉龍)、谷本朗一(②小野)の3人の教えてもらいました。だるまさんが転んだや後出しジャンケンなどのゲームを行ったり、走塁の切り返しなどを練習しました。

笑顔の小学生と永田(②鹿児島玉龍)、平塚
だるまさんが転んだを親のような目でみる大学生たち
とんでもない腕の長さで格の違いを見せつける水野(①創価)

測定では、打撃(スイング速度と連続写真)・投球(球速)・走(30m走タイム)の3つ計測を行いました。小学生たちは良い数字を出そうと頑張っていました!

打撃測定の様子
投測定の様子
走測定の様子

全ての講座終了後にクールダウンと閉会式を行いました。小学生のみんなは楽しく、野球を上達できたと笑顔でした!

最後に部員の堀(③金沢)より「野球を通しての友達」と言葉がありました。”人と繋がること” それは人生で一番大切なことだと思います。人生の道を決めるのは自分だけではない。支えてくれたり、そばにいてくれる人の存在が言動が一歩踏み出す勇気をくれる。その存在が家族や友達だと思います。そのことが伝わった素晴らしい言葉だと感じました。

挨拶を行う堀(③金沢)
チームの垣根を超えた3人   そうだよな、これが友達
全体写真

以上で令和5年度ベースボールキャンプ(学童野球教室)の報告を終了します。今回の野球教室では不明瞭な点や情報提供が行き届いていないなど大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。今回出た課題などな班での振り返りなどを行い改善して、次回や来年にもっといい野球教室が開催できるように部員一同活動していきます。今後とも鹿屋体育大学硬式野球部をどうぞよろしくお願いいたします。

                                   3年 榊 琉碧