こんにちは!鹿屋体育大学4年林剛志です。
本日の競技スポーツ論・実習にてBaseball5を受講生全員で体験しました。
そもそも皆さんBaseball5を知っていますか?まず簡単にBaseball5について紹介したいと思います。
元々はキューバの街中で遊ばれており、2017年に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)より野球・ソフトボール振興の一環として発表された新アーバンスポーツです。ゴムボール1つさえあればどこでも楽しむことができます。 また、2026年ダカールユースオリンピックの公式種目に追加され、日本国内では2024年2月4日に第1回Baseball5日本選手権(仮称)が開催されます!
Baseball5は気軽に(Accessible)、持続可能(Sustainable)、都市型(Urban)、若者中心(Youth Focused)、包括的(Inclusive)なスポーツです。
・気軽に(Accessible):野球・ソフトボールを楽しむ前のきっかけとして、気軽にプレーでき、 ルール、費用、時間はすべて最小化されており、簡単に楽しむことができる。
・持続可能(Sustainable):必要な用具は、リサイクルまたは天然素材のゴムボールだけ。ベースボール5は環境に優しく、また教育ツールとしても有効。
・都市型(Urban):ベースボール5は都市環境向けに設計されており平面に適応できるため、専用の会場は必要ない。
・若者中心(Youth Focused):より速くよりダイナミックなゲームの現在のトレンドに従い、ベースボール5は新世代のアスリートをターゲット。
・包括的(Inclusive):ベースボール5は男女混合の分野として特化されており、コミュニティ間の男女のバランスを高め、学校への野球・ソフトボール導入に役立つ。
私が考えるBaseball5の最大の魅力はゴムボール一つで行えることです。野球やソフトボールはたくさんの道具が必要なためその分お金もかかります。しかし、Baseball5はグローブやバットが必要ないため誰でも簡単に始めることができます。
次にルールです。基本的なルールは野球・ソフトボールと同じです。フィールドの大きさは18メートル×18メートル、塁間は13メートルと野球に比べるとだいぶ小さいです。
打者は一辺3メートル正方形の中から持っているボールをトスし手のひらか拳で打ちます。
打った打球が本塁から4.5メートル先の一塁線上と三塁線上を結んだライン(ノーヒットゾーン)内で最初にバウンドしてしまうとアウトになってしまいます。また、Baseball5にはホームランがなく、フェンスにノーバウンドまたは越えてしまってもアウトになってしまいます。
守備者は5人で守り、そのうち男女2名ずついなければなりません。
今回の授業では2コートで行い、12チームを4グループに分け、1チーム2試合行いました。
やってみて一番感じたことは野球より試合展開がとてもスピーディだなと思いました。
実は私は以前Baseball5の体験会に参加し、日本代表の選手から打つコツを聞き実践してみたところ打率が10割と大活躍でした!!
全員とても楽しい雰囲気で行い、試合後は全員が口をそろえて「手が痛い(笑)」と言っていました。
今回1年生は初めてBaseball5を体験し川瀬虎太郎選手(広陵➀)に感想を聞きました。「自分が思っていた以上に楽しくて盛り上がるスポーツだなと感じました。小学校や中学校でこのスポーツに出会っていたらハマっていたなと思います。打ったり守ったりするのも野球に比べて難しくないので初心者の方でも楽しめるなと思いました。」川瀬選手は守備が非常にうまく、彼の守る場所に飛んだらすべてアウトにするが、打撃に関しては....
今回Baseball5を体験して楽しかっただけで終わらせるのではなく、どのようにしたらもっと発展させることができるか、多くの人にやってもらうことができるか考えることも大切だと思いました。
鹿屋体育大学硬式野球部4年 林剛志